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2007年2月12日 (月)

森麻季さんのライブを聴いて

池袋の東京芸術劇場にて、
フィルハーモニックアンサンブル管弦楽団の演奏会で、
森麻季さんがリヒャルト・シュトラウスの「4つの最後の歌」
を歌うのを聴いた。
麻季さんがこの曲を公として歌うのは初めてのこと。
「初歌い」がアマチュア・オケなので、結果として
「選ばれた」かたちの同オケの注力は大変なものだった
ようだし、後述するがとても立派だった。

この曲はとても難しい曲だと思うし、ソプラノ用とはいえ、
中・低音域が多い旋律だから、いかに森さんとはいえ
大変だったと思う。
オーケストレーションが控えめな音量で書かれているとはいえ、
なんせリヒャルト・シュトラウスのハデ系のパレットだから、
実際、彼女の声が埋もれる場面も有ることは有った。
でも、声のコントロールの完璧性、そして声そのものの
魅力で満員の聴衆を魅了したのだった。
声の質は細め、軽めの麻季さんだが、国際レベルで活躍する人
の声のコントロール能力(レベル)がどのくらいのものでは
ならないか、という点で勉強になるし、声が赤、黒、青、と
様々なトーンを感じさせる点が、この人の大きな魅力だと思う。
大きな拍手とブラヴォーに応えてのアンコールでは、
ジャンニ・スキッキの「私のお父さん」。
う~む、素晴らしい。思わず感涙。

フィルハーモニックアンサンブル管弦楽団は初めて聴いたが、
とても優秀なオケで、私はたちまちファンになった。
当初は立教大学交響楽団のOB有志からスタートしたが、
すぐに一般に門戸を開き、今は特にそういう「色」はない
とのこと。
プログラムの団員欄を見ても、団のホームページを見て
入団した人も少なくないようだ。
レベル的には新響に負けないくらいのものがあるかもしれない。
「4つの」での難しいホルンソロは完璧だった。
後半は、どうしても都合がつかず休憩時に会場をあとにさせて
いただいた。でも、帰り際、同団の過去の演奏のCDの中から
マーラーの「復活」(1990年演奏)を購入した。
今後、注目し、ずっと聴いていきたいオケだ。

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