« 1月17日 | トップページ | 金利を上げるべきです »

2007年1月17日 (水)

内部告発の凄み

不二家が大変なことになっている。内容自体は論外だが、
発端はやはり「内部告発」のようだ。
昨今の企業の不祥事、病院の医療ミス、公務員の
不祥事等々の事件の発覚の多くが、内部通報いわゆる
「密告」によるものだ。
「内部」すなわち社員等や、取引先等の外部関係者
による告発だ。
これは環境的には、平成16年6月に「公益通報者保護法」
が成立し、平成18年4月1日から施行されたことが
もちろん大きな要因としてあると思う。
要は、その団体のために通告することが良いとして行った者
に対しては、冷遇したりしてはいけないと保護する内容で、
これはある意味では(すなわち権力を有する側にとっては)
「衝撃的」な内容であり、行う側からすれば「画期的」な
立法と言えるだろう。
こうした傾向は既に世界的な潮流なので、
低レベルな良し悪し論議などは既に論外と言える。

国内で主だったもので、ここ数年内のものを挙げると、
三菱自工のリコール問題(元社員)、
雪印食品の豪産を国内産肉とした偽装(取引先)、
協和香料化学の食品衛生法上の禁止物使用(匿名投書)、
ダスキン(取引先)、ユニバーサルスタジオ(元社員)、等々、
本当にきりが無いくらいだ。
少しニュアンスが違うが、富士通の元社員による、
いかにデタラメな評価体系(成果主義という名の大ウソ)
であるかという暴露本出版も、同様な気流の中で生じて
きた事象と考えてよいだろう。

本来的には、会社等所属する(あるいは、していた)集団を
訴えることは、するほう、されるほう双方にとって「不幸」な
事態だ。そんな必要性の無い関係であって欲しいと思わない人
はいないはずだ。私が知る限り女性にありがちな
「自分を棚に上げた低レベルのチクリ」は論外としても、
告発する場合は、その集団への恨み・復讐という場合も
あるだろうが、むしろ「愛しているから、そうだけど、
どうしょうもないから行う」場合もあるのだと推測する。
今回の不二家も、おそらくそうした「良心的で、悩みに悩んだ
社員(あるいは元社員)」によるものなのだろう。

食品や医薬品、手術等、直接的に消費者、市民の人命や
健康にかかわる内容はもちろん、汚職、不正、不倫等、
個人的なスキャンダルの含めて、その会社の精神風土を
汚す行為は断じて除外されなければならない。
特に卑近な例では、上場会社での株主総会の直前に
よくリークされるような事態、状況は、その事件に
直接的に関与しない社員にとっても迷惑な話であるし、
企業の健全な成長という観点から、問題ある役員は
事前に辞職しなければないのは自明の理、当然のことで
ある。

« 1月17日 | トップページ | 金利を上げるべきです »

ブログ HomePage

Amazon DVD

Amazon 本

最近のコメント

最近のトラックバック