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2006年7月19日 (水)

子の顔を見たくない親はいるか?

12月に劇場で見た映画「ALWAYS 三丁目の夕日」が1ヶ月
ほど前にDVDで出たのでレンタルで再度見た。
やはり素晴らしい映画だ。
日本アカデミー賞云々ということでなくとも、日本映画史上、
燦然と輝く名作だと思う。

子役が皆うまいが、六子役の掘北真希さんが、住み込み先の夫婦
(堤真一、薬師丸ひろ子)から
「がんばって働いてくれたから、正月には帰省しなさい」と
汽車のキップをプレゼントされたとき、親に捨てられたと誤解
して「いらない」として泣いている六子に、薬師丸ひろ子が、
六子の母親からの手紙(里心が出るといけないので本人には
見せないでほしい、として、娘の状況を尋ねて寄こした
多くの手紙)を六子に見せながら言う、
「子供の顔を見たくない親なんていないよ・・・」

もっとも、この映画の中にも、会いに尋ねてきた子供に会おうと
しなかった母親が出るシーンもある。

昨今、子供への虐待ニュースが後を絶たない。
秋田での彩香ちゃん殺害事件は「うとましい」と母親が思った
ことによるという。
過去、ときにはもっと幼い未就学の子供が親に殺される事件も
少なからず起きている。

子供にとって、なぜ殺されるか、というより、なぜいじめられるか
さえ解らないまま殺されていった子も多かったろう。
目に涙をいっぱい溜めた子供を想像するだけでやるせなくなる。
私は独身で子供はいないから、もとより論じる資格は無いかも
しれないが、しかし、子供を虐待する親、大人は絶対に許さない。

こうしたいわゆる卑属殺人は親の一方的な傲慢さ、エゴイズム
によるものに対して、ときおり起こる尊属殺人=親殺しは、
ある程度自我が発達した者によるものなので、おそらく
「最後手段としての反抗心」の現われのようなものが多いと
想像できる点でより複雑かもしれない。
昨年、成増で起きたものは、父親の仕事である寮管理人の仕事を
普段から押し付けられてきた中学生によるものだったし、
先日の事件は、勉強に厳しい医師である父に反抗して、
その父本人ではなく、後妻(異母)とその弟妹を巻き込んで
しまった放火殺人だったのだが、後者では、
その父親は事件時、愛人宅にいたというから、
その少年にはある程度同情の余地を感じてしまう。

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