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2006年5月26日 (金)

直接ホリエモンのことではないけど その2

堀江氏は結構おもしろいこと(良いこと、と言い換えてもいい)は
幾つか語ったことがあった。

(1)ネクタイはくだらい
(2)満員電車はくだらない
(3)経営者で、正社員を減らして派遣社員やバイト社員を
  重用するなんて最低。
  だいいち、そういう雇用内容は労基法違反。
  経営者は安い賃金で人を使うことを考えちゃダメですよ。

特に(3)は素晴らしい意見だが、1つ1つ見ていこう。

(1)ちょうど昨年の今頃から、「クルービス」が提唱され、
  ノーネクタイの機運が官公庁でも民間でも拡がってきたが、
  ひと昔前、石原慎太郎氏が「ネクタイは野蛮」と言っても、
  全体としてはまだまだ「カタイ」風潮が世間にはあった。
  私自身、「自分の首を絞める」ネクタイはうっとおしく思うし
  ノータイで働ける会社や業界が羨ましくも思ってはいたが、
  付ける以上は今まで(プレゼントでいただいたものは別と
  すれば)全て自分で買ってきたし、安物が多いが、
  嫌いではあっても付ける以上、
  「より似合う」と思われるものを選びたいので、
  だいたい1本選ぶのに10分前後は「悩む」。

(2)満員電車は確かに「くだらない」が、それを避けて働ける人
  (自動車通勤、あるいはかつての堀江氏のように、
  すぐ歩いて「隣の」オフィスに行ける、等)は少数派だろう
  から、批判しても解決しないので、
  企業がもっとフレックス制度を導入していくとか、
  何らかの具体的な対策が必要だろう。
  まだまだごくわずかだが「在宅勤務」というかたちも昨今
  話題になりつつある。
  この国の(特に首都圏等、大都市の)労働形態が変化
  しない限り、通勤ラッシュは解消しそうにない。

(3) 労基法違反かどうかは別として、彼が言わんとすることは
  理解できる。
  1990年代後半から2000年初めころの風潮に、
  不況により「リストラ」という本来のその言葉の意味とは
  異なるかたちで人減らしが、経営者によって広く行われた。
  その口実として、にわかに「成果主義」、「実力主義」
  という言葉が一人歩きした。
  もちろん、その言葉のもつ本来的なものは否定される
  ようなものではないと思うが、あの時期に「蔓延した」雰囲気
  は、およそ「こじつけ」という感じは否めなかった。
  これについては長くなるので、別の機会にあらためるが、
  要するに「人減らし」というのは経営者にとっては
  「最も簡単な方法」であって、恥ずべきことなのに、
  自分が実力で社長になったわけでもない者がそれを
  言い出して行ったものだから、社員には不安と不満、
  動揺が拡まったのだ。
  しかも、それを恐れて、今度は社員間で、醜い「いじめ」
  「パワーハラスメント」なるものも生じた。
  富士通社の元社員が暴露本を書いて、だいぶ売れたようだから
  お読みの方も多いだろう。
  しかも、当時の証券市場は、リストラを発表すると、
  株価が上がる、という「おぞましい」状況が追い討ちをかけ、
  余計に経営者としては「正解」と錯覚させられた、
  ということも言えるだろう。

さて、こうした状況を批判した点は偉い。
もっとも、「余裕」が無ければ、言いたくとも言えない、
ということはあるだろうけど。
ソフトバンクの孫正義氏の
「経費削減(という言葉)には興味がない」という言葉にも
通じる。

「派遣で」という言葉が会社で飛び交う風潮は、会社として
基本的にポジティブな姿勢とは言えない。
派遣社員の労働状況は、ちょっと調べれば、
あるいは人事マンや総務マンなら、いかに「差別」を
受けているかは理解できるだろう。
望んでバイトや派遣(あるいはフリーターやニートも?)を
選んでいる人もいるにしても、数としては少ないはずである。
 
ちょっと、「下世話」な話で「オチ」をつけるのは
本意ではないが、1つ思い出したことを。
女優の水野真紀(美紀ではない)さんはデビューしたころは
結構ファンだったが、あるとき、ケーキ好きの話から転じて、
「将来、お婆さんの女中さんを安い賃金で使って云々・・」
という言葉を聞いてからは嫌いになった。
まあ、「それなら、議員婦人としては成功するよ」と
皮肉を言っておこう。

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